FA電気設計ノート blog


はじめに
初めまして、電吉郎(denkichirou)と申します。
電気に携わって30年、FA(Factory Automation)における
電気設計 おこなっています。
電気設計 に携わっている皆様に
分かり易さをモットーに日々の体験談を交えながら
安心・安全で敏速な 電気設計 を実現して
頂く事を目的としております。
皆様のノート代わりにして拝見して頂ければ幸いと存じます。


2007年7月28日

■ 布線表 の設計

布線表 は、最後の方に設計する事になります。展開接続図 が完成してからになります。
布線表 は、ケーブルの種類,長さ,端末の処理の方法が描かれています。
盤外に行くケーブルを結線する為に使用します。

電気工事をする時に
ケーブル番号を付ける事によってどこにケーブルを配線するのかがわかるようにします。


展開接続図 と 布線表 ですみ分けが必要になります。
展開接続図 には、ケーブルの電線色を記載しませんが、実際配線するので電線色が必要になります。

動力の場合、VCTケーブルであれば、R,S,T,Eで赤,白,黒,緑と決めれば大丈夫です。
センサの場合は、直流電源の場合、プラスが茶,マイナスが青,信号線が黒になります。
ケーブル図が無い場合は、展開接続図 だけで配線を行うので電線色が必要になります。


布線表 を設計する場合は、機械図面が必要です。
どこを配線して行くか配線ルートは、機械屋さんと打ち合わせて決めます。


直線距離でケーブルの長さを決めるのは、危険です。
配線する為に余裕が必要です。
短いと足したりします。
従って2割の余裕を持たせてケーブルを長さを決めます。





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2007年5月23日

■ 盤内と盤外の電線サイズ

電線サイズが、盤内と盤外では違っている事があります。
盤内と盤外で比較すると、太くなっています。


これは、距離が長い場合に電圧降下により
規定電圧が確保できなくて機器が不安定になる事を防ぐためです。


だいだい1サイズ、電線サイズをアップします。
例えば、1.25sqだと2.0sqに電線サイズをアップします。
AWGであれば#16を#14に電線サイズをアップします。


ちなみにDC24Vの場合に、10mでおよそ1V電圧降下が起きています。
一度、測った事がありますが、
結構、落ちるものだと関心しました。

その時は、直流電源のボリュームで出力電圧を調節して0.5V上げ
DC24.5Vぐらいにしました。

こうすれば、10m先でDC23.5V、近い場所でもでDC24.5Vになります。

DC24VのFA機器は、上下およそ10%の電圧変動でも大丈夫なので
この調節で大丈夫です。


盤内の電線サイズは、盤外と同じ電線サイズにしたくなりますが、
規定どおりで大丈夫です。

規定どおり選定していれば、許容容量も十分足りていますし、
盤内の配線も楽になります。





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2005年10月26日

■ ピンアサイン

ピンアサイン とは、
コネクタには、ピンの配置に対応するピンの信号が決められています。
この事を指します。
ピンと信号の配置を ピンアサイン と言います。

ピン番号がある場合は、
メーカによってアルファベットで表したり、数字で表しています。

D-SUBコネクタは、数字で表しています。
9pinでは、ピンインサートをかん合面から見ると
左上の段を1番と左から若い順番で5番まで、
左下の段を6番から9番となります。

DOS/V機で、RS-232Cの ピンアサイン です。

1:CR Carrier Detect
2:RD Receive Data
3:SD Send Data
4:ER Equipment Ready
5:SG Signal Ground
6:DR Data set Ready
7:RS Request to Send
8:CS Clear to Send


MILタイプコネクタであれば、
一番ピンが、三角マークが有りそこから
上下の順番で若い順で並んでいます。

実際は、ピンがどの位置を指しているかで、
ピンアサイン を変更するというのは、
ピンの配置を変更するということです。

DeviceNetのコネクタは、ケーブル
の色に対応したシールが貼られています。
ケーブルの色とコネクタの色とが対応しています。

黒:V-
青:CAN L
-:Drain(S)
白:CAN H
赤:V+

となります。





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