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2007年9月10日
■ ちょっとしたタイミング |
PLCでプログラミングしているとちょっとしたタイミングで動作したりしなかったりする場合があります。
今回、三菱製のQnAからQシリーズに変更しましたが、
案の定、動作が止まってしまったのです。
M0 M1 M100
|-] [--] [------------( )--|
M0とM1の条件がそろえば、M100がONする単純なAND回路です。
問題は、上位の回路にありました。
QnAの時は、スキャンタイムがおよそ60msで動作していました。
Qに変更して、スキャンタイムがおよそ20msで3分の1の時間で速く動作する事になりました。
4スキャンしてM1が、1スキャンしてON-OFFします。
スキャンの計算をすると
約60ms×4=約240ms
になります。
M0がONするために100msのタイマーがありました。
この時間差です。
Qに変更して
約20ms×4=約80ms
となりスキャンタイムが、速くなった分
ONするタイミングが速くONしまいます。
以前は、M0がONしてM1がONしていましたが、
M0がONする前にM1がON-OFFしてしまいM0がONする頃には、
M1がOFFになりM100は、永遠にONしないのです。
要するにONするタイミングが違う為です。
原因がわかれば、あとは簡単です。
今回は、M1を保持してM100がONしたらM1の保持を切る回路に変更して
ことなきを得る事ができました。
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Category :
4 ソフトウェア設計