FA電気設計ノート blog



2008年1月12日

■ ブザー停止回路の2つの方法

異常の処理をするにあたり操作盤にブザーがあると、ブザー停止釦が設置されます。
その時に、ブザー音を止める回路として必要となるのが、ブザー停止回路です。


ブザー停止回路には、大筋で2つの方法があります。


① 異常が発生し、ブザーも鳴った時にブザー停止釦を押してブザー音を止めます。
異常を解除せずに、この状態で次に異常が発生しても今度はブザーが鳴りません。

② 異常が発生し、ブザーも鳴った時にブザー停止釦を押してブザー音を止めます。
ここまでは、①と同じです。
異常を解除せずに、この状態で次に異常が発生したら再度ブザーを鳴らします。

もちろん、異常が解除されればブザー音も止まります。


①と②、どちらを採用するかは、装置の仕様によるものです。

お客様と打ち合わせをしていて装置にブザーがある時は、
どちらにするかなにげに確認するようにしています。


例えば、単体機で異常が発生すれば、必ず止まる装置であれば
ブザー停止回路は、簡単な①を採用すると良いでしょう。


ユニット単体で連動している装置であれば
ユニットの一部が止まっても他が動作していれば
再度異常が発生したらブザーが鳴らないと異常が発生したかどうか
わかりません。そこで、必ず必要になります。

また、異常のランクがあり、装置停止異常,警報異常がある場合は、
警報異常が、発生しても装置を停止する事がありません。


従って、必然的に②を採用する事になります。


コストや納期の問題もありますが、ソフトなので
一度決めてしまえば、繰返し使用できますので問題ありません。





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Category : PLCの基礎

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