FA電気設計ノート blog



2005年8月21日

■ 配線ダクトの選定

配線ダクトの選定は、配線ダクトに電線が何本収納できるかです。

すなわち、
配線ダクトの断面積>>電線の断面積
になれば基本的には良いかと思います。


内線規程では、ダクトの選定基準は、

電線の被覆絶縁物を含む断面積の総和が管の内断面積の
48%以下とすることができる。

電線の被覆絶縁物を含む断面積の総和が管の内断面積の
32%以下となるように選定する事を原則とする。

(内線規程 JEAC 8001 410-5 管の太さの選定より抜粋)
(内線規程 JEAC 8001-2000 3110-5 管の太さの選定より抜粋)

とあり、両者の平均をとってダクトの断面積の40%を電線収納本数となります。


例えば
配線ダクトの断面積
幅40mm×高さ60mmでは、
2400m㎡

被覆を含めた電線の断面積
IV線1.25sq(JIS C 3307(IV線)導体断面積1.25m㎡ 仕上り外径φ3.0)では、
7.07m㎡

2400×0.4/7.07=135(本)

となります。




 人気ブログランキングの 科学・技術(全般) ランキング に登録しています。  応援して頂けると幸いと存じます。


Category : 機器の選定

Copyright 2005~2019 (C) denkichirou All Rights Reserved