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■ 2線式と3線式の狭間で |
2線式と3線式なんて突然云われもわからないですよね。
2線式とは、電線が2本あって、3線式は、電線が3本あることを云います。
電線が、2本と3本?
センサーから出ている電線の数を云います。
光電センサー,光ファイバーセンサーや近接センサーなどいろいろありますね。
センサーの電線の数を、2線式とか3線式とか云います。
この違って何でしょう。
3線式の電線の種類は、茶の電源線(+V),黒の信号線,青の接地線(0V)です。
信号線は、通常オープンコレクターになっていてセンサー電源とは別の電源でも大丈夫ですし同じでも大丈夫です。
センサーの電源が、DC5Vで、PLCの入力ユニットで使用する場合は、DC24Vで信号線を駆動できます。
2線式の電線の種類は、茶の電源線,青の接地線です。
2線式は、近接センサーに多いですね。
もちろん3線式の近接センサーもあります。
2線式で気をつけなくては、いけないのが、漏れ電流ですね。
近接センサーのカタログで漏れ電流の項目があり、
0.8mA以下や1.0mA以下などと記載してあります。
PLCの入力ユニットでは、OFF電流という項目があり、
1.0mA以下やDC24Vで1.5mA以下などスレッシュホールドレベルの記載があります。
この場合に、近接センサーの漏れ電流が、
1.0mA以下でPLCの入力ユニットのOFF電流が
1.0mA以下ですとちょっと危険かもしれません。
近接センサーの漏れ電流が、
0.8mA以下でPLCの入力ユニットのOFF電流が
1.0mA以下ですと1.0mA以下に収まっているので大丈夫ですね。
最近は、大丈夫になってきましたが、チェックをした方法が良いですね。
古いPLCを更新する時は、特に注意が必要です。
更新の工事で、予想通り
漏れ電流でオンのままになってしました。
入出力が700点ある中で幸いにして一つだけだったので、リレーを介してOKとしていただけました。
3線式だと大丈夫なのですが、2線式の漏れ電流には気をつけましょう。
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