FA電気設計ノート blog



2010年9月 6日

■ 2線式と3線式の狭間で

2線式と3線式なんて突然云われもわからないですよね。

2線式とは、電線が2本あって、3線式は、電線が3本あることを云います。

電線が、2本と3本?

センサーから出ている電線の数を云います。


光電センサー,光ファイバーセンサーや近接センサーなどいろいろありますね。


センサーの電線の数を、2線式とか3線式とか云います。


この違って何でしょう。


3線式の電線の種類は、茶の電源線(+V),黒の信号線,青の接地線(0V)です。
信号線は、通常オープンコレクターになっていてセンサー電源とは別の電源でも大丈夫ですし同じでも大丈夫です。
センサーの電源が、DC5Vで、PLCの入力ユニットで使用する場合は、DC24Vで信号線を駆動できます。


2線式の電線の種類は、茶の電源線,青の接地線です。
2線式は、近接センサーに多いですね。
もちろん3線式の近接センサーもあります。


2線式で気をつけなくては、いけないのが、漏れ電流ですね。

近接センサーのカタログで漏れ電流の項目があり、
0.8mA以下や1.0mA以下などと記載してあります。

PLCの入力ユニットでは、OFF電流という項目があり、
1.0mA以下やDC24Vで1.5mA以下などスレッシュホールドレベルの記載があります。

この場合に、近接センサーの漏れ電流が、
1.0mA以下でPLCの入力ユニットのOFF電流が
1.0mA以下ですとちょっと危険かもしれません。

近接センサーの漏れ電流が、
0.8mA以下でPLCの入力ユニットのOFF電流が
1.0mA以下ですと1.0mA以下に収まっているので大丈夫ですね。


最近は、大丈夫になってきましたが、チェックをした方法が良いですね。

古いPLCを更新する時は、特に注意が必要です。

更新の工事で、予想通り
漏れ電流でオンのままになってしました。

入出力が700点ある中で幸いにして一つだけだったので、リレーを介してOKとしていただけました。

3線式だと大丈夫なのですが、2線式の漏れ電流には気をつけましょう。






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