FA電気設計ノート blog



2007年5月23日

■ 盤内と盤外の電線サイズ

電線サイズが、盤内と盤外では違っている事があります。
盤内と盤外で比較すると、太くなっています。


これは、距離が長い場合に電圧降下により
規定電圧が確保できなくて機器が不安定になる事を防ぐためです。


だいだい1サイズ、電線サイズをアップします。
例えば、1.25sqだと2.0sqに電線サイズをアップします。
AWGであれば#16を#14に電線サイズをアップします。


ちなみにDC24Vの場合に、10mでおよそ1V電圧降下が起きています。
一度、測った事がありますが、
結構、落ちるものだと関心しました。

その時は、直流電源のボリュームで出力電圧を調節して0.5V上げ
DC24.5Vぐらいにしました。

こうすれば、10m先でDC23.5V、近い場所でもでDC24.5Vになります。

DC24VのFA機器は、上下およそ10%の電圧変動でも大丈夫なので
この調節で大丈夫です。


盤内の電線サイズは、盤外と同じ電線サイズにしたくなりますが、
規定どおりで大丈夫です。

規定どおり選定していれば、許容容量も十分足りていますし、
盤内の配線も楽になります。





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Category : 布線表

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