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■ BCD と HEX の違い |
BCD (Binary-coded decimal )コードとは、2進化10進数です。
10進を1桁として4bit使用して、1桁が9(=1001)になると桁上げして使用します。
従って、最大が1001 1001 1001 1001となり9999になります。
HEX は、16進です。
16進を1桁として4bit使用して、1桁がF(=1111)となると桁上げして使用します。
従って、最大が1111 1111 1111 1111となりFFFFになります。
大きな違は、0から始まって9までは、同じですが
10になった時に始めて違いがでてきます。
BCD | HEX
00 |0000 0000 | 0 |0000
01 |0000 0001 | 1 |0001
02 |0000 0010 | 2 |0010
03 |0000 0011 | 3 |0011
04 |0000 0100 | 4 |0100
05 |0000 0101 | 5 |0101
06 |0000 0110 | 6 |0110
07 |0000 0111 | 7 |0111
08 |0000 1000 | 8 |1000
09 |0000 1001 | 9 |1001
10 |0001 0000 | A |1010
11 |0001 0001 | B |1011
12 |0001 0010 | C |1100
13 |0001 0011 | D |1101
14 |0001 0100 | E |1110
15 |0001 0101 | F |1111
BCDの10は、0001 0000となり、HEXのAは、1010になります。
CC-link の局番を初めて設定した時のことです。
全てHEX形式で設定しました。
CC-link の局番を9番まで通信できるのでですが、
10番以降が通信ができません。
BCD 形式で設定しなければいけないところをHEX形式で設定していました。
取扱説明書を三度読み返して現場で2時あくせくし解決した覚えがあります。
些細な事ですが、思い込みが時間のロスタイムとなります。
当時は、DIPスイッチなので特に間違え易いと思いますが
最近は、ロータリスイッチになって分かり易くなっています。
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