FA電気設計ノート blog



2007年12月16日

■ 覚えたつもりの桁指定(K)

三菱電機製のPLCを使用すると、ビットデータをワードデータとして使用できる大変便利な機能があります。ビットデータの前に桁指定(K)をすることでワードデータとして使用できます。


K4は、16ビットだったかな・・・・・
K2だと、そうすると半分だから8ビットになるな。

また、逆に
4ビットの桁指定は、いくつだったかな・・・・・
16ビットの時は、確かK8だったと思うけど。


そんな事って良くありませんか?


私だけでしょうか?

面倒でしたが、すんなり覚えたでしょうか?
覚えたつもりが忘れていたことがしょっちゅうです。

ワードデータは、ビットデータではビットが16個集まって1ワードとなります。
2ワードは、特にダブルワードデータと呼びビットが32個集まっています。

すわなち
1ワードは、16ビットで,
2ワード(ダブルワード)は、32ビットです。


そこで、ビットデータの前に

K1 4ビット
K2 8ビット
K3 12ビット
K4 16ビット

----------

K5 20ビット
K6 24ビット
K7 28ビット
K8 32ビット


ビットデータは、K1からK4まででダブルワード(2ワード)は、K1からK8までとなります。
桁指定に4を掛けるとビット数になります。

K4×4=16ビット

と論理だてて覚えるとすぐに活用できます。

皆様は、ご存知だったかと思いますが
K□は、□の数字に×4とすると何ビットだか分かります。

ここで、勝手ながら「桁指定の法則」と名付けさせて頂きます。


どんな時に便利でしょうか?

デジスイッチを入力した時にこの桁指定が役立ちます。

例えば、
X0~X4 1桁目
X5~X7 2桁目
X8~XB 3桁目
XC~XF 4桁目

16ビットデータとして取り込みD0転送するには、

LD SM400
MOV K4X0 D0

となります。


打ち込む手間を省けデバックの効率も良くなります。

忘れたらまた見に来て下さいね。





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Category : PLCの基礎

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