FA電気設計ノート blog



2007年9月16日

■ リレーの原理

リレーは、電磁石とバネに支えられた接点からなる制御機器です。
接点は、a接点とb接点や両方兼ね備えたc接点があります。


電流が流れると電磁石が、磁力は発生し
電磁石に通電するとa接点であれば導通し、b接点であれば非導通します。

電流が止まると電磁石の磁力がなくなり、バネの力で元の定常状態に戻ります。
a接点であれば非導通になり、b接点であれば導通します。


信号の情報から考えると
接点のONとOFFから1と0の情報を送る事になります。
論理の変更にも役立ちます。


電磁石は、透明なプラスチックのモールドされて電磁石が通電して接点が動作するのが見え、
音が、カチカチするのが聞こえます。
さらに分かり易くLEDが点灯してON状態を見て確認す事ができます。


なにぶん、メカ的な要素があり、寿命が短いのが欠点ですが、
透明なプラスチックなので接点がスパークするのがたまに見受けられます。この状態が続くと時間がたって古くなると、接点が焦げてくるのがわかります。
そうなると交換が必要になります。


トランジスタの増幅回路のように
AC24[V]を電磁石に通電してAC240[V]の機器を動作させる事もできます。
すなわち、10倍も増幅した事になります。


モータのブレーキ回路でパワーリレーで富士電機製であればHH64,オムロン製でいうとLY4を選定し、
新規立ち上げで、ブレーカを入れたとたん配線間違いから、「ボッボーン」の爆音とともにリレーから火花を出し事があります。
驚きのあまり体が硬直しました。


リレーを交換して配線も交換しました。
たかがリレーされどリレーです。
くれぐれも設計ミスがないよう回路をチェックしましょう。



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Category : 機器の選定

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