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2007年7月18日
■ 電力の[VA]と[W] |
FA機器のカタログを見ると電力の場合にVA(ボルトアンペア)またはW(ワット)の単位で記載されています。
どちらも電力の単位です。
違いとなるとまず直流と交流により
直流の場合
電力[W]=電圧[V]×電流[A]
の関係式が成り立ちますが、
交流の場合、直流のように一定でなく周期的に変化をしています。
このことから電圧と電流の積で負荷がすべて消費されるわけではありません。
皮相電力,有効電力,無効電力の3つがあります。
皮相電力は、機器の電気容量を表し、見かけの電力を表します。
電力[VA]=交流電圧の実効値[V]×交流電流の実効値[A]
となります。
有効電力は、皮相電力のうち負荷で消費される電力、すなわち実際に仕事をする電力です。
電力[W]=電圧[V]×電流[A] ×力率(cosφ)
となります。
無効電力は、皮相電力のうち消費に寄与しない電力で、無駄な電力となります。
電力[var]=電圧[V]×電流[A] ×無効率(sinφ)
となります。
これら3つの電力は、それぞれ
皮相電力^2=有効電力^2+無効電力^2
の関係が成り立ちます。
皮相電力でカタログに記載されている場合は、
有効電力[W]=皮相電力[VA]×力率(cosφ)
で直す必要があります。
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Category :
1 電気理論