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2007年7月 4日
■ 盤発熱計算 |
1.制御盤内の推定総発熱量を求めます。
盤用熱関連機器技術研究会技術資料を参考にしある程度の目安になります。
正確な発熱量を求めるには、メーカに問い合わせると良いかもしれません。
部品表から欄外にでも各機器の調べた発熱量を記入していき
総発熱量を電卓で計算するのが、手っ取り速いです。
エクセルで部品表を書いていれば、総計算する
SUM関数を用いてなお速く計算できます。
2.放熱の対策が必要かを見極めます。
制御盤の大きさと総発熱量から放熱対策の判断がつきます。
制御盤自体が放熱します。
大きさがわかればどれだけ放熱するかがわかります。
下記の計算式で
制御盤判定放熱量=機器の総発熱量-制御盤放熱量
負の時に単体で放熱が可能となります。
正の時に空冷で放熱か、強制で放熱するか決めていきます。
制御盤を設置する場所で、外気温度の目安がわかるかと思います。
そして、盤内温度を決めます。
JEM1226に配電盤,制御盤の使用状態に規定されていますが、
外気温度を30℃,盤内温度を40℃が一つの目安となります。
3.ファンの配置を決めます。
FANの設置を参照して下さい。
4.通風口の面積を決めます。
開口の面積が大きい程、ファンの大きさが小さくてすみます。
既製品を使用すると制限がありますので、
ファンの大きさと開口の面積を繰り返し検討していくようになります。
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Category :
外形図