FA電気設計ノート blog



2019年5月13日

■ 単相交流モーターと三相交流モーターの違い

大きさから言うと
小さいモーターが単相交流モーターで、大きいモーターが三相交流モーターです。

単純に配線方法からの「違い」に着目すれば、
単相交流モーターは回転するために、コンデンサとか特殊構造が必要ですが、
三相交流モーターは電線をつなぐだけで回転します。


原理から違いを考察すると
三相交流モーターは、三相電源の各相のずれで簡単に回転する磁界を得て回転します。
単相交流モーターは、電源だけでは回転する磁界を得られないため、
コンデンサなどを使用して位相を作り三相と同じように回転する磁界を発生して回転します。

従って、逆回転する時も三相交流モーターの方が簡単で、RST相のいづれかの相を入れ替えると逆転できます。
単相交流モーターは、コンデンサの配線する箇所を入れ替えることで逆転できます。


特色としては、
三相交流モーターは出力の大きなモーターを作りやすいです。
また、モーターに与える電源の周波数によって回転数を制御できますので、
インバーター制御の場合にも三相モーターが使われます。



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