電気に携わって30年、FA(Factory Automation)における 電気設計 おこなっています。 電気設計 に携わっている皆様に 分かり易さをモットーに日々の体験談を交えながら 安心・安全で敏速な 電気設計 を実現して 頂く事を目的としております。 皆様のノート代わりにして拝見して頂ければ幸いと存じます。 |
■ AutoCAD LTでカスタマイズ 其の5
AutoCAD LTのマクロ機能で、端子台を描いてみます。
端子台を描いた後、必ずやることがあります。
端子台の中の直線を切り抜く事です。
そこで、端子台の記号を描いた後に、余計な線を切り抜く作業をします。
端子台の記号は、中心を指定して半径1.25mmの円を描きます。
端子台の記号が、直線上に描いていれば、端子台の中の直線を切り抜く為に
1回クイックします。そして、リターンかキャンセルして頂ければ終了です。
現在、半径は、1.25mmですが、お好みで変更して下さい。
ご参考までにマクロを記述します。
+-------------------------------+
| カスタマイズのWindow |
+-------------------------------+
ボタンのプロパティ
名前
端子台
説明
半径1.25mmの円を作成して直線を切り抜きます。
このボタンに関連つけられたマクロ(M)
^C^C_circle \1.25^M_edgemode^M0^M_trim^M^M
(注記 : 「\」は、円マークになります。)
ボタンイメージ
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■ AutoCAD LTでカスタマイズ 其の4
AutoCAD LTのマクロ機能で、DWGファイルからDXFファイルに変換します。
DXF ファイルは、 ASCII またはバイナリ形式で保存し、
別のCADで見ることができます。
そして、描き直しをしたり,そのCAD形式で保存することができます。
別のCADで見た時に、
文字の大きさが違う場合があり変更したことがありますが、
始めからCAD入力するより、はるかに早く仕上げることができます。
DXF変換する場合に、浮動小数点精度の設定など、いくつかありますので
一度、試してから全てのファイルを変換することをお勧めします。
ご参考までにマクロを記述します。
+-------------------------------+
| カスタマイズのWindow |
+-------------------------------+
ボタンのプロパティ
名前
DXF変換保存→終了
説明
現在の図面をDXFで保存して終了します。
このボタンに関連つけられたマクロ(M)
^C^C_dxfout^M^M16^Mclose
ボタンイメージ
AutoCAD LT は、オートデスク社の登録商標です。
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■ AutoCAD LTでカスタマイズ 其の3
AutoCAD LTのマクロ機能で、1回限りの直線を描いてみます。
直線を描くコマンドを「line」は、連続で線を引きます。
起点を左クイックして終点を左クイックします。
これで、直線の終了をする場合、
マウスで、
右クイックしてWindowを開き、
メニューから[Enter]を選び左クイックが必要です。
しめて、4回のクイックを行います。
1回だけ直線を描きたい時、
始点と終点を決めて直線を描きます。
マクロ機能でカスタマイズして
2回のクイックで直線を描きます。
ご参考までにマクロを記述します。
+-------------------------------+
| カスタマイズのWindow |
+-------------------------------+
ボタンのプロパティ
名前
直線(1回)
説明
起点と終点の1回限りの直線を作成: line
このボタンに関連つけられたマクロ(M)
^C^C_line^M\\^M
ボタンイメージ
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■ AutoCAD LTのマクロとスクリプト
AutoCAD LTのコマンドを自分で作る事ができます。
自分なりの使いやすくする為にカスタマイズできます。
それが、マクロです。
AutoCAD LTには、マクロと同じような機能として
スクリプトという機能もあります。
次に、マクロとスクリプトの違いを説明します。
マクロは、対話形式で入力する事ができますが、
スクリプトは、連続して実行するのみです。
従って、マクロは、単一的なコマンドに適していますが
スクリプトは繰り返し同じコマンドを実行するのに適しています。
例えば、
dwgからdxfに変換するファイルを作ろうとすると
マクロで実行しようとすると、一回一回ボタンをクイックする必要がありますが
スクリプトでは、設定したファイルを連続で変換できます。
自分なりに使い安いCADにカスタマイズし、効率良く図面が描けると楽しいものです。
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■ AutoCAD LTのマクロでカスタマイズ 導入手順
AutoCAD LTのマクロでカスタマイズの導入手順を書きます。
ボタンの追加
「ツール」→「カスタマイズ」→「キーボード」の順で[カスタマイズWindow]を開きます。
[カスタマイズWindow]が開いたら「コマンド」をクイックして必要なコマンドを
ドラッグ&ドロップで[カスタマイズWindow]以外の場所に移動して左ボタンを離します。
すると新しいボタンができます。
新しくできたボタンをクイックすると[カスタマイズWindow]で[ボタンのプロパティ]が開きます。
AutoCAD LTのマクロでカスタマイズ その1,2で書いた
[カスタマイズのWindow]の
”名前”,”説明”,”このボタンに関連つけられたマクロ”
をそれぞれコピーして[ボタンのプロパティ]の各項目に貼り付けて頂ければ大丈夫です。
ボタンイメージの編集
ボタンイメージの「編集」をクイックして頂くと、[ボタンエディタWindow]になりボタンの編集が可能になります。
編集が終わったら「保存」して「閉じる」をクイックして[カスタマイズWindow]に戻ります。
ボタンイメージがある場合、新規にフォルダを生成してその中にビットマップデータを貼り付けます。
電吉郎の場合は、
C:\Program Files\ACAD LT 200*\ICON
で生成してこの中にビットマップデータを入れています。
「開く」をクイックして該当のフォルダからビットマップデータをクイックしてボタンイメージを生成します。
生成し終わったら「保存」して「閉じる」をクイックして[カスタマイズWindow]に戻ります。
[カスタマイズWindow]に戻ったら「適用」して「閉じる」をクイックし、ドラッグ&ドロップでお好きな場所に移動します。ボタンに矢印をかざすと名前で記入した内容が表示されます。
そこでクイックしてマクロが実行されれば完成です。
AutoCAD LT は、オートデスク社の登録商標です。
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■ AutoCAD LTでカスタマイズ 其の2
今度は、AutoCAD LTのマクロ機能で、交点を描いてみます。
導線の交わりで接続しない場合はそのままで、接続する場合「●」を描きます。
円を2重に描いたりしていましたが、DONUTのコマンドで描くとすっきりします。
DONUTのコマンドを実行して内径と外径を指定するだけでよいのです。
マクロ機能で内径と外径を指定してカスタマイズしました。
1回のクイックで「●」を描きます。
ご参考までにマクロを記述します。
+-------------------------------+
| カスタマイズのWindow |
+-------------------------------+
ボタンのプロパティ
名前
交点
説明
塗り潰した円を作成: DONUT
このボタンに関連つけられたマクロ(M)
^C^C_donut 0.08^M1^M
ボタンイメージ
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■ AutoCAD LTでカスタマイズ 其の1
電気図面を描くのにAutoCAD LTを使用しています。
AutoCAD LTには、マクロ機能が有りカスタマイズする事ができます。
図面を開くために、「ファイルを選択」のWindowが表示され、ファイルの内容がプレビューで見る事ができます。
その時に、全体表示で見るとわかりやすいのでいつも「閉じる」の前に必ず、「全体表示」をして「上書き保存」をして閉じていました。必ず、3回のクイックが必要になります。
そこで、図面を閉じる時に
「全体表示」をして「上書き保存」をして「閉じる」
というマクロを考えてみました。
いたって簡単ですが、
おかげさまで1回のクイックで済むようになり便利になりました。
ご参考までにマクロを記述します。
+-------------------------------+
| カスタマイズのWindow |
+-------------------------------+
ボタンのプロパティ
名前
全体表示→上書保存→閉じる
説明
現在の図面を全体表示をして上書き保存をして閉じます。
このボタンに関連つけられたマクロ(M)
^C^C_zoom _e _qsave _close
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