FA電気設計ノート blog



2005年7月23日

■ 50Hzと60Hz

盤内の蛍光灯を選定する時に東日本か、西日本かの地域
に気をつける事項が、商用電源周波数の50Hzと60Hzです。


日本の場合、
太平洋側では静岡県の富士川,
日本海側では新潟県の糸魚川
を境界に
関東方面が50Hz、
関西方面が60Hz

となっています。(一部、例外がありますのでご注意を。)


これは明治時代に
関東の電力会社が、ドイツ製発電機を採用し50Hz仕様になり、
関西の電力会社が、アメリカ製発電機を採用し60Hz仕様になった為です。
次第に、商用電源周波数が、東日本・西日本の統一されました。


盤内の蛍光灯を注文する時、型式の後に周波数の記載がない場合は、購入地域の周波数に合わせて納入されます。
従って、
50Hzの地域で購入すると50Hzの蛍光灯が納入され、
60Hzの地域で購入すると60Hzの蛍光灯が納入されます。


商用電源周波数の境界線付近のお客様には、必ず確認しなくてはいけない事項です。
図面にも必ず記載するよう心がけています。


太平洋側では静岡県の富士川,日本海側では新潟県の糸魚川を跨いで引越しされる時は、
お気をつけて!!





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