工程の流れ化!フローチャートとは
フローチャート(flow chart)とは、日本語で言うと「流れ図」という意味で
「○○」の流れを図に示して、作業する手順や工程などを分かり易く表現したものです。
制御のフローチャート
FAの分野では、この「○○」の箇所を「制御」と当てはめてご説明させていただくと、
制御の流れを図に示して、作業する手順や工程などを分かり易く表現したのがフローチャートです。
FAの制御は、シーケンス制御が多く順次動作なので
フローチャートで描いていくと動作が分かり易くなります。
もちろん、PLCでプログラミングをする時も同様に
フローチャートを描いて基本的な設計をすると分かり易くなります。
フローチャートの作成
お客様との仕様書の中で
「ワーク投入後、上昇して1秒後に元に戻す。」
などという一節があったとします。
「ワーク投入後」から
ここでは、ワークを投入してから
ワークを確認するためにセンサーがあるとします。
動きの部分をまとめると
ワーク上昇
ワーク下降
の2つがあります。
また、ワークが移動した時に
移動したところまでを
ワーク上昇端
ワーク下降端
とします。
これを、フローチャートに展開すると下記のようになります。

visioでフローチャート
この図は、visioでフローチャートを描きました。
フローチャートを作成するためのソフトは、
フリーソフトから業務用フローチャートまでいろいろあります。
かつてwordでも フローチャートを描いたことがありますが、
visioでフローチャートを使って、描く方が多いです。
高価なのが難点ですが、
使いなれたこともあり、何しろ描き易いです。
特に、四角やひし形などの記号を一度矢印線でつなぐと、
その記号を移動すると上と下でつないだ矢印線もいっしょに移動して編集がし易いです。
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